<<リフォーム瑕疵保険>>鹿児島で土地建物の売買・査定・買取など不動産の事なら

2020年9月23日

既存住宅売買瑕疵保険という中古住宅購入後の不具合に対する保険がありましたが、リフォーム工事にも同様に「リフォーム瑕疵保険」という保険があります。

リフォーム後、リフォームをした箇所に不具合が見つかった場合リフォーム会社には瑕疵担保責任があり修理を無償で行うことになっていますが、いざ補修となってもその時にリフォーム会社に補修能力が無い場合や、トラブルにより補修が出来ない状況が発生するかもしれません。

そのようなリスクを回避するためにも「リフォーム瑕疵保険」の加入があると安心です。

加入者（被保険者）はリフォーム会社となります。

既存住宅売買瑕疵保険と同様、保険加入の義務はありませんので加入を求める施工主が保険費用を負担し、リフォーム会社の同意を得てリフォーム会社より加入申し込みをするケースも出てくるかもしれません。

保険法人は国土交通省の指定の法人で、現在「㈱住宅あんしん保証」「住宅保証機構㈱」「㈱日本住宅保証検査機構」「㈱ハウスジーメン」「ハウスプラス住宅保証㈱」の5法人となっています。

それでは、「リフォーム瑕疵保険」のメリットについて解説していきます。

メリット①高品質の施工・リフォーム業者の選択の指標

リフォーム瑕疵保険に加入するためにリフォームの工事中や工事完了後、検査機関の建築士による検査が行われます。

利害関係の無い第三者をはさむため、公平な検査と検査にクリアする完成度の高い施工に期待が出来ます。

また、リフォーム瑕疵保険の利用はリフォーム工事会社が事前に「リフォーム瑕疵保険の事業者登録」を行わねばなりません。

この登録には基準があり、建築業法による建設業許可を受けている、業者登録申請時までに継続して3年以上リフォーム工事業を営んでいるなどの要件のクリアや過去に瑕疵を伴う工事履歴があると登録ができなくなっています。

次にデメリットとしては以下の事柄が考えられます。

デメリット①通常より工期がかかる

検査機関よる数回の検査が入りますので日程の調整や検査にかかる期間、そしてもしスムーズに検査をクリアできない場合さらに日数がかかることになります。

屋根等の検査は天候によっても左右されますので日程に余裕が無い場合、梅雨の時期など施工時期も考慮する必要がありそうです。

■保険対象の箇所

既存住宅売買瑕疵保険と異なり、保険対象はリフォーム施工をした全箇所になります。

■保険適用になる費用

・不具合の補修工事費（支払い限度額あり）

・不具合の調査費用

・施行中の転居・仮住まいの費用（必要な場合）

■保険期間

保険期間は構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分は5年間、その他の部分は1年間です。

万が一、リフォーム工事に瑕疵が見つかった場合の補修費用をまかなうことができます。

不具合の発生個所別の保証期間は下記の表をご確認下さい。

※1構造耐力上主要な部分…（木造住宅）小屋組・屋根版・斜材・壁・横加材・床版・土台・基礎

　　　　　　　　　　　　 （鉄筋コンクリート造）小屋組・排水管・床版・外壁・壁・基礎・基礎杭

※2雨水の侵入を防止する部分…（木造住宅／鉄筋コンクリート造）屋根・開口部・外壁

リフォーム瑕疵保険の費用は「保険料」＋「加入時の検査料」です。

リフォーム内容とリフォーム総額などによって変わりますが、目安として総額60万円のキッチン交換で約3万円、総額150万円の外壁塗装で約4万円、総額200万円の外壁、屋根の全面工事で約5万円程度です。

住宅購入についてお問合せやご相談を受け付けております。

新築・中古住宅、マンション、土地情報を探せます。